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「かゆみ」について学べる本の紹介

生活

この記事では、『肌トラブルを解消する かゆみをなくすための正しい知識』という、「かゆみ」について学べる本について紹介します。


私はこの本を読むことで、「かゆみは痛みの弱い感覚ではない」ことや「薬に頼らなくてもできるかゆみ対策」などを知ることができました。

ただ、この本には専門用語が多く使われていて、私にとっては少し難しく感じました。

そのため、この記事の内容は、私の解釈違いなどによる誤りがある場合がありますのでご注意ください。

かゆみについての正しい知識は、ぜひ、実際に本を読んで獲得してください!

今回紹介する本

今回紹介する本は、以下のとおりです。

  • タイトル:肌トラブルを解消する かゆみをなくすための正しい知識
  • 著者:順天堂かゆみ研究センター、髙森建二、冨永光俊
  • 出版社:毎日新聞出版
  • 発行年月:2020年12月

また、今回紹介する本は、以下のサイトで確認・購入できます。

■ 「Rakuten ブックス」サイトへのリンク


■ 「Yahoo!ショッピング」サイトへのリンク

肌トラブルを解消する かゆみをなくすための正しい知識

本の感想

この本には、「かゆみが引き起こされる仕組み」「人間の皮膚の構造や役割」「主な保湿剤の種類とメリット・デメリット」「普段から気をつけたい肌ケア」など、かゆみに関する多くの情報が書かれています。

  • 「かゆみの原因」や「かゆみの研究」に興味のある人
  • 肌トラブルで困っている人
  • 自分でできる「かゆみ対策」を知りたい人

などにオススメの本だと思います。

ただ冒頭で述べたように、この本には「C 線維」「メディエーター」「セマフォリン3A」などの専門用語が多いので、やや難しめの本だと感じました。

ちなみに、これらの用語の意味は以下のとおりです。

  • C 線維・・・かゆみを伝える細い神経線維。健康な肌では皮膚の内部にとどまっているが、乾燥肌やアトピー性皮膚炎になると皮膚の表面近くまで伸びていく。C 線維が皮膚の表面近くまで伸びていくと、外からのわずかな刺激でもかゆみを感じるようになってしまう。
  • メディエーター・・・細胞から放出され、ほかの細胞に働きかける化学物質の総称。例えば、肥満細胞から放出される「ヒスタミン」は、C 線維に働きかけて「かゆみ」を引き起こすメディエーターである。
  • セマフォリン3A・・・C 線維が伸びていくのを抑え、伸びたC 線維を退縮させるタンパク質。健康な皮膚では表皮細胞(ケラチノサイト)でつくられるが、アトピー性皮膚炎の患者さんの皮膚ではほとんどつくられていない。

印象に残った内容

この本には、「かゆみ」に関する多くの情報が書かれていますが、私にとって特に印象に残った内容は以下のとおりです。

  • かゆいとひっかきたくなる理由
  • かきすぎると悪化する
  • かゆみを感じる原因として最も多い「乾燥肌」

かゆいとひっかきたくなる理由

かゆみを感じるとその部位をひっかきたくなりますが、その理由としては、皮膚に付着している(であろう)「かゆみを引き起こしている原因物質」をひっかいて取り除くためと考えられています。

しかし、皮膚に異物が付いていないのに「かゆみ」を感じることもあります。

例えば、皮膚には異常がないのに、がんや内臓疾患などが原因で強いかゆみを感じる場合があります。

かきすぎると悪化する

かゆみの原因は様々です。

糸くず・髪の毛・虫などが皮膚にくっついているために「かゆみ」が引き起こされる場合は、ひっかくなどして異物を取り除けば、かゆみは治まるかもしれません。

しかし、かゆみの原因によっては、ひっかいても「かゆみ」が治まらない場合があります。

かゆいからと言って皮膚をかきすぎると、さらに強いかゆみを感じたり、小さな刺激でもかゆみを感じやすくなったりと、症状が悪化することが多いです。

かゆみを感じる原因として最も多い「乾燥肌」

かゆみを感じる原因として最も多いのが、皮膚の保湿性が低下した「乾燥肌(ドライスキン)」です。

乾燥肌は悪化すると、かいてもかいても治まらない・小さな刺激でもかゆみを感じるようになるなど、耐えられない「かゆみ」となることがあります。

皮膚が乾燥する原因

皮膚が乾燥する原因としては、

  • 加齢(歳をとると肌の保湿性が低下し、肌がカサカサになりやすくなります)
  • 皮膚のかきすぎ(かくことで、皮膚のバリア機能が低下し、水分も失われます)
  • 体の洗いすぎ(ゴシゴシと洗ったり、石鹸を使いすぎたりすると、皮膚のバリア機能が低下します。ただし、バリア機能が低下してしまった皮膚では汗やホコリなどでもかゆみを感じやすくなるので、汚れたら早めにシャワーなどでやさしく洗い流すようにしましょう。)
  • 空気が乾燥した場所で、乾燥肌の対策をしていない
  • 皮膚内部の水分不足(角質細胞間脂質や天然保湿因子などの減少)
  • 皮脂の分泌量の減少(皮脂膜の減少)

などが挙げられます。

乾燥肌の対策

乾燥肌の対策としては色々ありますが、この記事では、

  • 保湿剤
  • 栄養バランス
  • 衣類の素材

について紹介します。

保湿剤

乾燥肌のかゆみ対策の基本は、皮膚がカサカサになりやすい・乾燥しやすい・皮膚の表面が荒れてしまった部位などに保湿剤を塗って皮膚の乾燥を防ぐことです。

保湿剤は、自分の肌に合ったものを選び、手や体を洗った後の皮膚がまだ湿っているうちに塗ると効果的です。

なお、保湿剤は力を加えて肌にすり込むように塗ると、その刺激で赤くなったりかゆくなったりすることがあるので適切に使う必要があります。

栄養バランス

乾燥肌などによるかゆみは、栄養不足が原因で引き起こされることもあります。

例えば、ビタミンA・ビタミンB群・ビタミンCなどが不足すると、肌が乾燥しやすくなります。

毎日栄養バランス考えて食事を摂取することで、かゆみや乾燥肌を予防することができます。

衣類の素材

乾燥肌になると皮膚の表面に電気が蓄積しやすくなり、この蓄積された電気がかゆみを引き起こすことがあります。

この対策としては、綿やシルクなどの電気を通しやすい素材の衣類(特に、肌に直接触れる下着)を身に着けて、蓄積された電気を放電させることです。

また、綿やシルクは皮膚にやさしい素材でもあります。

乾燥肌や敏感肌で困っている方は、着ている衣類の素材を変えてみると改善するかもしれません。

まとめ

今回は、『肌トラブルを解消する かゆみをなくすための正しい知識』という本について紹介しました。

この本は、以下のサイトで確認・購入することができます。

■ 「Rakuten ブックス」サイトへのリンク


■ 「Yahoo!ショッピング」サイトへのリンク

肌トラブルを解消する かゆみをなくすための正しい知識

この本を読むことで、かゆみについての多くの知識を学ぶことができます。

しかし、かゆみの原因は、皮膚についた異物や乾燥肌だったり、がんや慢性腎不全だったりと様々です。

また、かゆみの原因の特定や対処方法を誤ると、かゆみは悪化する可能性があります。

そのため、かゆみを感じたら、あるいはかゆみ対策をしてもなかなか改善しない時は、自分で判断せずに病院を受診するようにしましょう。

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