ルイボスティーはカフェインを含まず、渋み・苦み成分のタンニンも少ないため、多くの人が飲みやすい安全なお茶と言われています。
しかし、飲みすぎや人によっては健康を害する可能性もあります。
この記事では、ルイボスティーのデメリットと、ルイボスティーに含まれていないか気になる成分である水銀と農薬について解説します。
なお、ルイボスティーのメリットについては、以下の記事で解説しています。
ルイボスティーのデメリット
ルイボスティーは、様々な健康効果が期待されているお茶(ハーブティー)です。
しかし、飲みすぎなどで特定の成分を過剰に摂取してしまうと、ルイボスティーのメリットがデメリットになってしまうことがあります。
ルイボスティーを飲むことで、以下のようなデメリットが考えられます。
トイレが近くなる
ルイボスティーは飲みすぎると、ルイボスティーに含まれるカリウムの利尿作用によって、トイレが近くなってしまうことがあります。
カリウムの利尿作用はむくみの解消につながりますが、就寝時や外出時など、トイレが近くなると困る時にはデメリットになってしまいます。
ルイボスティーにはリラックス・快眠効果も期待されています。就寝前などにルイボスティーを飲む場合は、飲みすぎないように注意して、適量飲むようにしましょう。
下痢になる
ルイボスティーに含まれるマグネシウムには、腸の中で水分を集めて硬くなった便をやわらかくする働きがあるので、便秘の改善が期待できます。
しかし、ルイボスティーを一度にたくさん飲みすぎると、便をやわらかくしすぎて下痢になってしまうことがあります。
マグネシウムの過剰摂取は、下痢の他に、吐き気や血圧低下などを引き起こす可能性があります。
サプリメントなどでマグネシウムを摂っている場合は、過剰摂取にならないように特に気をつけましょう。
胃が痛くなる
ルイボスティーを飲みすぎると、ミネラルの過剰摂取などによって、胃が痛くなることがあります。
また、ルイボスティーを飲むことで、胃痛などを引き起こしやすい体質の人もいます。
ルイボスティーをはじめて飲む場合は、まずは少量から試してみると良いでしょう。
胎児に悪影響を及ぼす
ルイボスティーはノンカフェインなので妊婦さんにも安心と言われています。しかし、毎日大量に飲みすぎると、胎児に悪い影響を及ぼす可能性があります。
この原因はポリフェノールの過剰摂取だと考えられていますが、症例が少なく、科学的な根拠も発表されていないようです。
心配な方は、かかりつけの医師に相談したり、1日に摂取するルイボスティーを含めた全ての飲食物のポリフェノール量を調べてみたりすると良いかもしれません。
アレルギーや病気の人などは注意が必要
ルイボスティーはマメ科の植物の「ルイボス」から作られるお茶です。そのため、豆類のアレルギーがある人が飲むと、喉に違和感を感じる・じんましんがあらわれるなどのアレルギー反応が出る可能性があります。
また、特定の病気にかかっている人・肝臓や腎臓が健康ではない人などにとっては、ルイボスティーの摂取は危険な場合があります。
ルイボスティーと相性の悪い薬もあるそうですので、薬を飲んでいる人も注意が必要です。
ルイボスティーを飲む前に、お医者さんに相談してみると良いと思います。
歯が汚れる
ルイボスティーには、歯の着色汚れ(ステイン)の原因になるタンニンが含まれています。
ルイボスティーに含まれるタンニンの量は、緑茶や紅茶と比較すると少ないですが、ゼロではありません。
緑茶や紅茶よりは歯は汚れにくいルイボスティーですが、歯の着色汚れが気になる人は、ルイボスティーを飲んだ後は歯磨きをするなどして予防しましょう。
水銀と農薬について
どんな飲食物でも、人体にとって有害な成分が含まれていないかは気になるところです。
日本国内で販売されているルイボスティーにおいては、水銀と農薬については下記の通り心配ないと思われます。
水銀
ルイボスは、南アフリカの特殊な自然環境でのみ育つ植物です。
その南アフリカの土壌に水銀が検出されたため、ルイボスティーにも水銀が含まれているのではないかと騒がれたことがあります。
日本国内で販売されているルイボスティーについては、水銀検査を実施しているので安全だと言われています。
水銀の検査の実施についての記載がされている商品もありますので、心配な方は確認しておきましょう。
農薬
ルイボスは農薬を使わなくても自然の力で育つ植物なので、ルイボスティーには農薬が含まれていないと言われています。
残留農薬の検査の実施についての記載がされている商品もありますので、心配な方は確認しておきましょう。
まとめ
ルイボスティーは、日本では水銀の検査が実施されており、農薬も含まれておらず安全なお茶と言われています。
しかし、飲みすぎや病気などによっては、トイレが近くなる・歯が汚れる・健康を害するなどのデメリットがあります。
健康に自信があるという人でも、ルイボスティーを飲んでみて合わないと感じたり、少しでも異常を感じた場合は
- 飲む量を少なくする
- 飲むのをやめる
- 医療機関を受診する
などしてください。
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