マグロのお寿司を食べたら、約5時間後に嘔吐等の症状が現れました。これは、マグロに寄生する「クドア」という寄生虫が原因の食中毒かもしれません。
寄生虫の「クドア」と、「クドア」によって引き起こされたと思われる症状と、対策について解説します。
「クドア」とは、マグロ等に寄生する寄生虫
マグロやヒラメ等の魚は、クドアという寄生虫に汚染されていることがあります。クドアは肉眼で見ることはできないので、食品を見ても寄生虫に気づくことはできません。
クドアに汚染されたマグロ等を食べると、食後約2~8時間後に、腹痛、下痢、嘔吐等のクドア食中毒の症状が現れることがあります。症状は数時間でおさまりますので、病院に行くほどの重症になることはほとんどないようです。
クドア食中毒と思われる症状
病院には行かなかったので、クドア食中毒の症状かは不明ですが、実際に私に現れた症状について解説します。
マグロのお寿司を食べて約5時間後(就寝中)
寒気と吐き気がひどく目が覚めました。嘔吐と下痢気味といった症状が現れました。
さらに約5時間後(就寝中)
寒気と吐き気があり目が覚めるも、嘔吐や下痢の症状はありませんでした。寝るときに横を向くとお腹が痛くなりました。
さらに約2時間後(起床)~1日と8時間後
頭痛と腹痛、寒気がありました。腹痛は長時間座っているとひどくなるので、時々立つ必要がありました。立っていてもだるいので、起きている時は、立って座るの繰り返しになりました。
食欲がなく、この1日は水や野菜ジュース等で水分だけを摂取しました。
眠っている時は寝汗がひどく、何度も目が覚めることになりました。布団から出たり潜る時は寒いのに、目が覚めると汗がびっしょりの状態です。
その後~20時間後
水分以外の食事(おかゆ等)を摂ったからか、寒気がなくなりました。軽い頭痛と腹痛が続きましたが、時間が経つごとに緩和されていきました。眠っている時はやはり寝汗がひどいですが、寒気がなくなった分は改善されていました。
その後
ほぼ完治。
症状が現れてからほぼ完治するまで約2日と11時間かかりました。
ほぼ完治としているのは、嘔吐したためその後も数日は食生活に気を付けたら良いのではないかと個人的に思っているからです。食生活を心配する必要があるということは、完治していないとも思えますので、ほぼ完治という表現を使っています。
対策
クドアは-20℃で4時間以上の冷凍や75℃で5分以上の加熱で病原性が失われます。クドア食中毒に絶対になりたくない人は、冷凍または加熱したマグロ等の魚を食べるとよいです。
まとめ
マグロ等のお寿司やお刺身を食べてから約2~8時間後に、腹痛、下痢、嘔吐等の症状が現れた場合、クドアが原因かもしれません。クドア食中毒の症状は数時間でおさまりますので、大事には至らない可能性は高いと言われています。
今回私に現れた症状は、クドアが原因とは限りませんが、ほぼ完治するまで2日と11時間程を要するものでした。クドア食中毒の症状が軽いものだとしても、個人の体調や持病等によって、治療に時間を要したり、重篤な症状として現れる可能性もあるのではないかと思いました。もちろん、私の食べ合わせが悪かったり、治療方法が悪かったという可能性もあります。
冷凍していないお寿司やお刺身は美味しいですが、クドアに汚染されている可能性もあります。クドア食中毒にならないためには、冷凍や加熱した魚を食べるとよいです。
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