先月末、丸形蛍光灯が寿命で正常に点灯しなくなったため、買い替えました。
丸形蛍光灯を選ぶ際は、形とサイズは必ず照明器具に合ったものにしないと、取り付けることができなくなります。
また蛍光灯が発する色は好みで選ぶことができますが、種類によって色合いや明るさが異なりますので、部屋の目的などを考えて選ぶ必要があります。
この記事では、丸形蛍光灯の形・サイズ・色についての選び方を紹介します。
丸形蛍光灯の選び方
丸形蛍光灯とは、一般家庭で広く普及している丸い円の形をしている蛍光灯のことで、「丸型蛍光灯」などとも書かれます。
蛍光灯に特にこだわりがない場合は、基本的には交換前の蛍光灯に書かれている型番などを確認して、同じ商品を選べば間違いないと思います。
しかし、販売終了商品であったり後継品がなかったりして、同じ商品や同じメーカーから蛍光灯を購入できないこともあります。
そのような場合は、まず蛍光灯の形・サイズを確認し、その後に蛍光灯の色を選ぶと良いでしょう。
蛍光灯の形とサイズを確認する
丸形蛍光灯を買い替える際は、購入する蛍光灯の形(点灯方式)とサイズ(ワット数)を正確に確認する必要があります。これは、蛍光灯の形とサイズが一致しないと、照明器具に合わなくなってしまうためです。
蛍光灯の形とサイズは、交換前の蛍光灯に書かれている文字(型番)から確認できます。型番の最初のアルファベットが「蛍光灯の形」を表し、その後の数字が「蛍光灯のサイズ」を表しています。
例えば「FCL 40EX-D/38」の型番の丸型蛍光灯を買い替える場合は、「FCL」の形で「40」のサイズの蛍光灯、つまり「FCL 40」から始まる型番の蛍光灯を選ぶ必要があります。ちなみに、「FCL」は『グロースタータ形の丸形蛍光灯』を、「40」は『40(W)形』を意味します。
蛍光灯の色を選ぶ
蛍光灯が発する色には、昼光色・昼白色・電球色などの様々な種類があり、蛍光灯の色によって部屋の雰囲気が変わります。
蛍光灯を買い替える際は、部屋の目的や自分の好みに合わせて蛍光灯の色を選ぶことができます。
ただし2本の蛍光灯をセットで使う照明については、交換前の蛍光灯と違う色にしたい場合は、2本同時に交換しましょう。
蛍光灯の色の種類と型番
蛍光灯の色の種類は、蛍光灯に書かれている型番から確認することができます。また、蛍光灯に「3波長形昼光色」などと書かれていることもあります。
蛍光灯の色を交換前後で変えたくない場合は、同じ色の商品を選びましょう。
蛍光灯の色の種類・型番には
- 昼光色(D):青みがかった白色。最も明るく文字をはっきりと見せるので勉強部屋などに使われる。
- 昼白色(N):太陽に近い自然な白色。リビングなどに使われる。
- 電球色(L):白熱電球に近い落ち着いた色。明るさが必要な場所には不向き。寝室などに使われる。
- 3波長色(EX):明るく、自然な色合いを出せる。ショールームなどに使われる。
などがあります。
例えば蛍光灯の型番が「FCL 40EX-D/38」の場合は、3波長色(EX)の昼光色(D)となります。
実際に交換した丸形蛍光灯の型番
私の場合は、蛍光灯の色を変えたくなかったので、以下のように丸形蛍光灯を交換しました。
- 交換前の丸形蛍光灯の型番:FCL 40EX-D/38
- 交換後の丸形蛍光灯の型番:FCL-40EXD-8H
交換前後の丸形蛍光灯は、どちらも
- 形(点灯方式): FCL → グロースタータ形の丸形蛍光灯
- サイズ(ワット数): 40 → 40(W)形
- 色: EX →3波長色、 D →昼光色
となります。
なお、購入した丸形蛍光灯(交換後の蛍光灯)は、30形と40形の2本セットの商品なので、パッケージに書かれている実際の型番は「FCL-3040EXD-8H」でした。
・購入した丸形蛍光灯(交換後の蛍光灯)
蛍光灯に記載されている型番には、形・サイズ・色の他にも、消費電力・始動補助方式・付加機能・メーカーの区分などが記載されていることがあります。
上記の交換前後の蛍光灯の型番には「38」や「8H」が書かれていますが、丸形蛍光灯の交換において、型番は完全に一致させる必要はありません。ちなみに、この「38」は『省電力タイプ(実際の消費電力は38W)』を、「8H」は『定格寿命(8,000時間)』を表しているものと思われます。
まとめ
丸形蛍光灯を買い替える場合、蛍光灯の型番が完全に一致するものを選ばなくても大丈夫です。
蛍光灯の形(型番の最初のアルファベット)とサイズ(最初のアルファベットに続く数字)さえ一致していれば、照明器具に取り付けることはできます。後は、好みで蛍光灯の色などを決めます。
蛍光灯の色には昼光色や電球色などがあり、それぞれ色合いや明るさが異なります。蛍光灯の色によって部屋の雰囲気が変わるので、部屋の目的や好みに合わせて選びましょう。
また、蛍光灯は商品によって寿命が異なったり、省電力タイプのものなどがあったりします。今回紹介した形・サイズ・色以外についての蛍光灯の特徴は好みで選びましょう。
コメント