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友人のエッセイ『ネコ嫌いなおばあさんと2匹のネコ(その2)』

雑記

『ネコ嫌いなおばあさんと2匹のネコ(その2)』というタイトルで友人がエッセイを書きました。 『ネコ嫌いなおばあさんと2匹のネコ(その1)』の続編です。 よろしければご覧ください。

※友人に利用の許諾を得ています。

エッセイ『ネコ嫌いなおばあさんと2匹のネコ(その2)』

ある日、畑にて

ある日のこと、2匹のネコたちは、おばあさんが畑で倒れているのを発見しました。

ネコA「あっ、ばあさんが倒れている!大変ニャ~!!」

ネコB「どうした!ばあさん!!」

ネコBはおばあさんに駆け寄ろうとしましたが、ネコAがそれを止めました。

ネコA「ちょっと待て!ばあさん、悪ふざけして、死んだフリしているのかも・・・。そ~っと近寄ろうニャ。そして、「ニャ!!!!」とおどかすニャ」

ネコA、B「ぬき足、さし足、忍び足・・・ニャ!!!!」

おどかしても、おばあさんは動きません。

ネコB「動かないニャー。死んでいるのかニャー?」

ネコA「試してみるニャ。ばあさん、どうした!」

ネコ A は、おばあさんの頭をネコパンチしました。

ネコA「起きないニャ・・・。」

ネコB「今度はオレが。」

ネコ B は、おばあさんの顔をネコパンチしました。

ネコB「起きないニャ。やっぱり、本当に死んだのかも。」

ネコA、B「かわいそうニャ~。」

ネコA「ばあさんが生き返らないか、オレたちで介抱してやろう!」

ネコB「できるだけのことはしてあげたいニャ。」

ネコA「ショック療法するニャ。起きろー!!」

ネコ A はおばあさんの頭をネコパンチしました。

ネコB「もっと強くするニャ!」

ネコ A は何回も強めのネコパンチをしましたが、おばあさんが目を覚ますことはありませんでした。

ネコA、B「ひょっとして、本当に死んだのか?」

ネコA「ばあさん、いいやつだった。本当は好きだったかも・・・。」

ネコB「もう少し、アイツが我慢すれば仲良くできたかもニャー。一緒に遊んでくれてありがとうニャ。」

ネコA、B「じゃあ、土に埋めてやるか。」

2匹のネコは、おばあさんに土をかけ始めました。

ネコA「あ!ばあさんの指にワリバシが刺さっている!」

ネコB「かわいそうニャ~。オレたち用のワリバシがばあさんに刺さるとは・・・。」

ネコA「きっとバチがあたったんだニャ。」

ネコB「オレもそう思うニャ~。」

ネコA「あ~疲れた。土に埋めるのはこのへんにしておくか。ネコの力では、全部埋めるのは到底無理ニャ。」

ネコB「ばあさん、結構デカイからニャ。」

2匹のネコが去っていった後、おばあさんは意識を取り戻しました。

ばあさん「やや!ワシは気絶していたのか・・・。服が泥だらけになっておる・・・。あ!指の間にワリバシが・・・。刺さらなくって良かった、不幸中の幸いじゃ~。ワシは運が良いからな~。」

数日後

それから数日後、2匹のネコは、歩いているおばあさんの姿を見かけました。

ネコA「あれ?死んだはずのばあさんが生き返っているニャ!」

ネコB「すっごい生命力!!ビックリだニャ~。せっかく土に埋めてあげたのに。」

ネコA「土に埋めたはずなのに生き返るなんて、ひょっとしてゾンビとか?」

ネコB「じゃあ、畑のばあさんは死なないやつなのか~。こわいニャ~。」

ネコA「こわいニャ~。」

『ネコ嫌いなおばあさんと2匹のネコ』の『(その1)』と『(その3)』のリンク (内部リンク)

『ネコ嫌いなおばあさんと2匹のネコ(その1)』のリンクはこちら↓です。

『ネコ嫌いなおばあさんと2匹のネコ(その3)』のリンクはこちら↓です。

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