節約をしたい人向けに、引越しの際にかかるお金の種類について代表的なものについて解説していきます。また、希望の物件をWebページ(ホームページ)より探す際の条件(項目)についても解説していきます。
※個人的な意見も含まれます。最終的な判断は自己責任でお願いいたします。
賃料・管理費・共益費など
賃料・管理費・共益費などは、毎月請求される固定費です。この固定費を下げることが、節約の第一歩です。
安い物件がオススメ
賃料・管理費・共益費など毎月かかってくる固定費なので、なるべく安く抑えたいところです。この項目の費用以外で、条件が同じ物件が複数あれば、安ければ安いだけ良いと思われます。
ただし、同条件の他の物件と比較して極端に安すぎる場合は、何か裏がないかは調べておく必要があると思います。優良物件かもしれませんし、事故物件かもしれません。
ちなみに、私が以前見つけた激安物件は、洗濯機置場がなかったり、冷蔵庫をキッチンに置けるスペースがなかったりしていました。そこをカバーできる人にとってはよい物件かもしれません。
固定費について条件指定しない検索方法
不動産会社の検索サイトにもよりますが、賃料等ついては最初に指定せず、後から安い順に並べ替えて物件を探す方法もあります。そうすれば、他の条件がそろった状態で賃料等の最安値を見つけられます。賃料だけで並び替える場合は、管理費なども合算して物件を比較するとよいです。
なお、並び替え後、最初に不動産会社のオススメの情報が表示されることもありますので、それを最安値と勘違いしないようにしましょう。
駐車場代
駐車場が必要な方だけ関係のある項目です。駐車場も基本は固定費ですので、賃料等と同じく安い方がよいと私は考えます。
安い物件がオススメ
駐車場代も毎月かかってくる固定費なので、安く抑えたいところです。物件によって駐車場代は大幅に変わることもあります。駐車場代が無料の物件もありますが、その分賃料などの他の料金が高くないかを確認する必要があります。
また、駐車場代は一般的に消費税が関係します。つまり、消費税のアップにより駐車場代もアップします。したがって、増税により、駐車場代が高い物件ほど、支払う消費税の負担も大きくなります。
実際の駐車場を確認
駐車場を借りる場合は、実際の駐車場の状態も確認しておきましょう。これは、駐車場代に納得できるかと、これから快適に過ごせるかの確認です。
屋根のあるなしや、駐車スペースが狭くないか、駐車場の白線が消えかかってないか、道路から出入りしにくくないか、降雪時の除雪場所は近いか、駐車場で遊ぶ子供がいないか等を確認することで、後々後悔せずに済みます。
敷金・礼金
敷金はともかく、礼金はかえってこないお金なので、できればないものを選びたいです。
初期費用を抑えたい人は敷金・礼金なしの物件がよいかもしれません。
初期費用よりも物件内容を優先される方は、検索条件でこれらの項目については指定しなくてもよいかもしれません。敷金は退去時の修繕費用に当てられますし、礼金については交渉次第でなしにしてもらえる可能性もあるそうです。
その他費用
その他、更新料がかかるところや、鍵代やクリーニング代などがかかる場合があります。水道代なども含めて、物件にかかる全ての費用を初期費用と毎月の費用に分けて計算しなおしたり、初期費用も全て月額費用になおして計算したりして、他の物件と比較してみるようにしましょう。この計算をしないと、実際、初期に、あるいは物件全体としてどのくらいかかるのかの比較ができません。
例えば、賃料が安くても初期費用やその他の費用が高い物件と、賃料が高くても初期費用やその他の費用が安い物件を比較するには、何年住むのかも考慮して全ての費用を調べてみる必要があります。
家賃カード払い可の物件
クレジットカードで家賃を払うことができれば、ポイントがついてお得です。
しかしその分、もしかしたら何かしらの料金(賃料等)が多く請求されていたり、別に手数料をとられたりするかもしれません。そのことも考慮して、物件にかかる全費用や還元される分等を算出し、総合的に判断するとよいです。
水道料金
細かいことですが、水道料金も事前に調べておきましょう。
個人が直接市区町村に水道の届け出・支払いをする物件もあれば、定額水道料の物件もあります。また、◇立方メートル(㎥)△千円など定額でもない物件独自の取り決めもあるようです。割高に設定されている場合は注意が必要です。
なお、降雪量の多い地域で融雪付きの駐車場を利用する場合などは、定額水道料が高くても納得できるかもしれません。
また、水道料金とは別に、水道の開始・開栓に手数料がとられることもあります。私の場合は、市区町村で水道の開始の届出をする際に手数料がかかりました。この手数料の金額は市区町村によって異なります。
水道料金に限ったことではありませんが、誰が、どこで、何の手続きをすればよいか、手続きにかかる料金はいくらかなどを確認しておくとよいと思います。また、ついでに下水道料金等も確認しておけばよいと思います。
プロパンガス、都市ガス、オール電化
プロパンガスはガスボンベを使用しているので災害に強い等のメリットもありますが、基本的に料金が高いので固定費もあがります。また、プロパンガスの場合、ガス会社を変えられず(賃貸契約書でガス会社を指定されている等)、ずっとガス代が高いままの状態が続く可能性があります。
一方、都市ガスであれば、基本的にはこちらでガス会社を選べます。値段も一般的にプロパンガスより安いので、固定費はプロパンガスよりは下がりそうです。
なお、ガスコンロ等のガス機器は、プロパンガスと都市ガスで一緒のものを使えないようです。ですので、引越し後、ガスの種類が変更になる場合はご注意ください。
オール電化の物件については、ガス代の基本料金がそもそもかからないので、お得になる場合があります。デメリットとしては、火力が弱いこと、専用の調理器具を購入する必要がでてくることなどがあげられます。
結論としては、人の生活スタイルや考え方によりますので、自分にあったものを選択することになりそうです。
インターネット
インターネットを使っているかどうか、どのように使っているか(回線の種類など)によって選択が異なる項目です。ここでは、現在光回線を使っていて引越し先でも光回線を使う場合と、インターネット無料物件の場合について解説します。
引越し先でも光回線を使う場合
現在光回線を使っており、引越し先でも引き続き光回線を使う場合であっても、色々と確認が必要です。
まず、引越し先で光回線が使える状態にあるのか、使えない状態なのかを確認します。使えない状態の場合は、光回線が使用できるエリアかどうかの確認や、大家さん等に光回線の工事をしてよいか(工事で壁に穴をあける場合もあります)・撤去は必要かを確認する必要があります。
さらに、工事費用(開通・撤去)や月額料金、いつからインターネットが使えるか、現在の光回線についてはどのような作業が必要なのか等についても回線業者やプロバイダ、場合によっては不動産会社等に確認しておく必要があります。現在契約している会社と引越し後契約する会社等に確認をしておくと間違いがないと思われます。
現在の光回線を引越しにより解約する必要がある場合は、解約金(違約金)が発生する場合があります。また、機器の返却も必要になると考えられます。他にも、たまっているポイントがある場合は、失効する前に使用したりと、することが色々考えられます。引越しする際は、契約している会社に色々確認しておくと良いです。
インターネット無料物件の場合
インターネット無料物件には注意が必要です。実は管理費にインターネット代が含まれていたり、回線速度が遅かったり、セキュリティ面がしっかりしていなかったりすることがあるようです。
無料のインターネットに満足できなかった場合、自分で別にインターネット契約をすることになるかもしれません。そうなると、別にインターネットの料金がかかるので逆に損をする可能性もあります。ですので、ちゃんとした内容になっているかどうかは確認しないといけないと思います。
私が検索した地域では、詳細な内容(どういう回線・プランか、プロバイダとの契約は別に必要かどうか等)が記載されている物件は少なかったので、このような場合は、最終的には不動産会社等に直接確認しなければいけないと思います。
以上、インターネット無料の物件は、インターネットの内容等がしっかりしているかをご確認ください。
エアコン有り・無し
地域にもよりますが、健康のことやスマホ等の使用温度範囲を考えると、エアコンはあった方が良いと個人的に思います。
エアコン無しの物件でもエアコンを設置したい場合は、大家さんと物件の構造次第ですので、先に確認をしておきましょう。設置ができる場合、エアコン本体のお金とエアコンの電気代に加え、工事の費用(取り付け・取り外し)がかかります。なお、間違いなく引越し先に長く住む場合は、節電できる最新のエアコンの購入により、電気代が安くなる可能性もあります。
エアコンの代替品としては扇風機やヒーター等があるので、エアコンなしの生活もできると思います。エアコンの有無については、個人の考えや生活スタイルによると思いますので、自分に合う選択をしましょう。
まとめ
以上、引越しの際にかかるお金の種類について代表的なものについて解説しました。
引越しにはたくさんのお金と労力、時間がかかります。メリットやデメリットを洗い出して、最良の選択をしましょう。
コメント