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友人のエッセイ『ネコ嫌いなおばあさんと2匹のネコ(その3)』

雑記

『ネコ嫌いなおばあさんと2匹のネコ(その3)』というタイトルで友人がエッセイを書きました。

『ネコ嫌いなおばあさんと2匹のネコ(その2)』の続編で、これにて完結です。 よろしければご覧ください。

※友人に利用の許諾を得ています。

エッセイ『ネコ嫌いなおばあさんと2匹のネコ(その3)』

ある日、おばあさんの畑にて

ある日、ネコBは、おばあさんの畑に1匹で遊びに来ていました。しかし、おばあさんの姿はありませんでした。

ネコB「ばあさん、いないニャ。つまらないニャ。ばあさん、畑で倒れているわけでも、ゾンビで土に埋まっているわけでもなさそうニャ。きっと、家にいると思うニャ。」

ネコBは、畑の近くにある、おばあさんの家の玄関まで歩いて来ました。

ネコB「ここで日向ぼっこでもしながら、ばあさんを待つかニャ。」

ネコBは、おばあさんの玄関前で横になりました。おばあさんが家から出てくるのを待っているうちに、ネコBは眠くなってきました。

おばあさんの家の玄関にて

おばあさんが家の玄関のドアを開けたら、ネコが横になって眠っていました。

『よく畑でフンをする、あの憎きネコだ!』と、おばあさんは思いました。

ネコはドアが開く音で目を覚ましたようですが、逃げもしないで横になったまま、じっとおばあさんの様子をうかがっていました。

おばあさんは、逃げていかないネコに腹が立ちました。そしていつもの、石を持って投げる真似をしました(実際に石は持っていない)。

おばあさんの【石を持って投げる真似】にネコはハッとして、ようやく逃げていきました。

その後の2匹のネコの会話

おばあさんの家から逃げてきたネコBは、ネコAがよくいる場所へと来ました。

ネコAはお昼寝をしていましたが、ネコBが近づくと目を覚ましました。

ネコA「あ!夢を見ていたニャ。」

ネコB「・・・。」

『つまらない夢の話をきかされるのか・・・。』と、ネコBは思いました。ネコBが思ったとおり、ネコAは自分が見た夢の話を語り始めました。

ネコA「気がついたらオレはトラになっていたニャ。とても立派で、大きな体で、キバが強そうニャ!」

ネコB「ふ~ん、それで・・・。」

ネコAの夢の話にネコBはあまり興味がない様子ですが、とりあえず、話をきいてあげているようです。

ネコA「隣にちっぽけなネコがいたから、食べてやろうと思ったけど、食べなかったニャ。そのネコの顔、おまえだったニャ。オレに感謝しろよ、おまえが生きているのは、オレのおかげニャ。」

ネコB「え~~!?なんでだよ~~!!そういえば・・・、さっき見たオレの夢だがニャ~、オレは夢の中で「ばあさん」になっていたニャ。そこへちっぽけなネコが来て、畑にフンをしているのを目撃して、やっつけてやろうと思ったニャ。だけど、こいつも生きているし・・・、と許してやったニャ。そのネコ、おまえだったニャ。オレに感謝しろよ~。」

ネコA「なんだよ~~。仕返しのつもりかい?「ばあさん」になる、なんて、へんな夢!絶対、「トラ」の方がいいに決まっている。」

ネコB「ばあさんはゾンビだから、トラより強いに決まっているよ!」

ネコA「う~ん??」

ネコ嫌いなおばあさんと2匹のネコたちの日常は、まだまだ続くようです。

~おしまい~

『ネコ嫌いなおばあさんと2匹のネコ』の『(その1)』と『(その2)』のリンク (内部リンク)

『ネコ嫌いなおばあさんと2匹のネコ(その1)』のリンクはこちら↓です。

『ネコ嫌いなおばあさんと2匹のネコ(その2)』のリンクはこちら↓です。

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