LANケーブルを使っていると、先端の接続部分(コネクタ)の爪(ラッチ)が折れてしまうことがあります。
この記事では、
- LANケーブルの爪が折れる原因
- LANケーブルの爪が折れることによる不具合
- LANケーブルの爪が折れたときの対処法
- LANケーブルの爪折れ防止対策
について解説します。
LANケーブルの爪が折れる原因
LANケーブルの爪(ツメ)が折れる原因としては、主に以下のことが考えられます。
- LANケーブルを抜き差しする回数が多い
- LANケーブルを強い力で引っ張っている
- 直射日光があたる場所で使用している
- 高温多湿の場所で使用している
- 風雨にさらされる場所で使用している など
LANケーブルの爪の強度は高くないため、LANケーブルの頻繁な抜き差しや、足に引っかかるなどして強い力で引っ張ることで、爪の部分に衝撃が加わり折れてしまいます。
また、LANケーブルは使用環境によっては劣化しやすくなります。適切な場所にLANケーブルを設置する必要があります。
LANケーブルの爪が折れることによる不具合
LANケーブルの爪の役割は、ケーブルが抜け落ちないようにしっかりと固定することです。
そのためLANケーブルの爪が折れてしまうとケーブルがしっかりと固定されず、インターネット接続が頻繁に切れてしまったり、すぐに抜けてしまったりするなどの不具合が生じる可能性があります。
LANケーブルの爪が折れてしまった時は、なるべく早めに対処するようにしましょう。
LANケーブルの爪が折れたときの対処法
LANケーブルの爪が折れてしまったら、
- LANケーブル自体を買いかえる
- 爪を復元できるアイテムを使用する
などの方法で対処しましょう。
LANケーブル自体を買いかえる
LANケーブル自体が劣化していたり、適切なカテゴリでなかったりした場合は、通信速度が遅くなります。
LANケーブルの爪が折れてしまったら、この機会にケーブルの状態やカテゴリなどを再確認し、必要であればLANケーブル自体を新しく買いかえましょう。
爪が折れたLANケーブルをまだ使い続けたい場合は、後述の、爪を復元できるアイテムが使用できるか確認してみましょう。
爪を復元できるアイテムを使用する
LANケーブルの爪が折れた時のために、爪を復元できるアイテムが販売されています。折れた爪の部分にアイテムを被せるだけで、簡単に修復することができます。
このアイテムは、高価で長いLANケーブルを使用している場合など、LANケーブル自体の交換に費用がかかったり配線に時間がかかったりする人におすすめです。
ただし、お持ちのLANケーブルに合ったものを選ぶ必要があり、修復できない場合もあります。
LANケーブルの爪折れ防止対策
LANケーブルの爪折れを防止する対策としては、
- LANケーブルの抜き差しを最小限に抑えること
- 強い力で引っ張らず、丁寧に扱うこと
- つまずきそうな場所に配線しないこと
- 直射日光があたる・高温多湿・風雨にさらされる場所で使用しないこと
などが挙げられます。
どうしてもLANケーブルの抜き差しを頻繁に行わなくてはいけない場合には、
- 爪折れ防止LANケーブル(爪が折れにくいLANケーブル)を使用する
- コネクタ保護カバーを付ける
- 爪を復元できるアイテムを複数個常備しておく
などの対策方法があります。
ただし、爪折れ防止LANケーブルは抜き差ししにくいなどのデメリットもあります。爪折れ防止対策により、新たなトラブルが発生する場合もありますので、各商品などについては詳しく調べておく必要があります。
まとめ
- LANケーブルの頻繁に抜き差しや、使用環境などが原因で、LANケーブルの爪は折れやすくなってしまいます。
- LANケーブルの爪が折れてしまうと、突然インターネットの接続が切れるなどの不具合が生じる可能性があります。
- LANケーブルの爪が折れてしまったら、LANケーブル自体を買いかえる、あるいは爪を復元できるアイテムを使用するなどして対処しましょう。
- LANケーブルの爪折れを防止するためには、LANケーブルを適切な場所で丁寧に扱い、必要に応じて爪折れ防止LANケーブルやコネクタ保護カバーなどのアイテムを使用しましょう。
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