「誰も教えてくれない田舎暮らしの教科書」は、田舎に引越す時に参考になる、お勧めの本です。
都会から田舎に定住したい人向けに記されていますが、田舎から田舎への引越しの参考にもなり、田舎についてもっと詳しく知ることができる本であるとも感じましたので紹介します。
「誰も教えてくれない田舎暮らしの教科書」について
著 者 清泉 亮(せいせん とおる)
発行所 東洋経済新報社
2018年7月6日発売
過去20年以上のわたり東北から沖縄までの日本各地を転住した経験のある著者自身や、田舎に移住した人の体験談などが記されています。
この本を読むことで、田舎暮らしとはどのようなものか、田舎に移住するためにはどのような点に注意すべきか、田舎暮らしの問題やその対策方法などを知る事ができます。
こんな方にお勧め
「誰も教えてくれない田舎暮らしの教科書」は、
- 田舎に定住したい人
- 田舎に引越ししたい人
- 田舎はどういう所か知りたい人
にお勧めです。
特に、「今まで都会で暮らしていたけれど退職後は田舎でゆっくり暮らしたい」、そう考えている人は読んでおいて損はない本だと思います。
「誰も教えてくれない田舎暮らしの教科書」 を読んだきっかけと学んだこと
読んだきっかけ
私がこの本を読んだきっかけは、引越し先(田舎)を選ぶ時の参考にするためと、都会の人から見た田舎はどのようなものかを知りたいという気持ちがあったからです。
学んだこと
田舎暮らしの問題
田舎暮らしをしていると、次のような問題に直面するかもしれません。
- 習慣の違いによる人間関係の問題
- 気候の問題
- 医療の質の問題
- 税金やガソリン代などのお金の問題
など
上記のような問題により、田舎に移住しても定住しないことがあります。「誰も教えてくれない田舎暮らしの教科書」では、これらの問題やその対策について詳細に記されています。
定住のしやすさ
「誰も教えてくれない田舎暮らしの教科書」には、付録として、『税理士が「定住しやすさ」で選んだ地方移住お勧めランキング』が付いています。これは、「移住者への寛容度」、「税源の豊かさ」、「自然環境」、「都会からのアプローチ」、「医療アクセス」、「定住度の高さ」という項目にそれぞれ点数をつけて評価し、定住しやすさの順位を出しているものです。
この付録を参考にすれば、ランキングに入っている・いないに関わらず、予定している引越し先の定住しやすさについてより深く考えることができると思われます。
なお、2018年7月6日発売の本なので、情報が古くなっている可能性がありますのでご注意ください。
田舎暮らしの人が読んだ感想
私は田舎でしか暮らしたことがありませんが、この本は、田舎から田舎に引越しする時にも参考になると感じました。田舎から田舎への引越しでも、地域によって習慣や自然環境などに違いがあるからです。
なお、挨拶しても話しかけても無視をする田舎の習慣は、田舎暮らししかしたことがない私でさえ理解ができません。耳が悪いのか声が小さいのか、はたまた別の理由なのか・・・。とりあえず、私の地域で無視をする人は中高年~高齢の方が多いので、耳が悪くて聞こえなかったのだと思うことにしています。
また、田舎は医療の質が悪いということは、私にとって大きな発見でした。私の地域では、良い医者もいるのですが、対応が雑な医者の方が圧倒的に多いと感じていたからです。
症状について質問したらキレる、原因も突き止めずに対症療法、高額な精密検査をしたあげく検査結果ついて一言も説明がないなどが普通の医者の対応なのだと思って諦めていましたが、都会の医者はもっと患者のことを考えてくれるのかもしれないと思いました。
まとめ
「誰も教えてくれない田舎暮らしの教科書」を読むと、良さそうなイメージのある田舎の裏の姿を知ることができます。
それでも私が田舎に住む理由は、自然の良さと、人の少なさと、慣れと、実家が近いためです。
私はこの本より、税金が安い、医療の質が高い、監視されない人間関係などの都会の良い点も学ぶことができました。
田舎にも都会にも良い点と悪い点があります。どちらも知っておけば理想の引越し先が見つかるかもしれません。
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