※ 当ブログではアフィリエイト広告を利用しています。商品・サービス等の外部リンクにはプロモーションが含まれている場合があります。

素焼きアーモンドの栄養・効果・リスク・保存方法

食材関係

食塩や油・チョコレートなどを使わない、生アーモンドを焼いた(ローストした)だけの素焼きアーモンド(ローストアーモンド)が、健康や美容に良いと言われています。

この記事では、素焼きアーモンドに含まれている栄養・摂取することによる効果とリスク・保存方法について解説します。

素焼きアーモンドに含まれる栄養

素焼きアーモンドには、

  • 脂質(オレイン酸などの不飽和脂肪酸)
  • 食物繊維
  • タンパク質
  • ビタミンE
  • ビタミンB2
  • マグネシウム
  • カルシウム
  • 亜鉛

などの様々な栄養が含まれています。

含まれている栄養の量については商品によって異なりますが、アーモンドで特に注目されている以下の栄養について解説していきます。

  • ビタミンE
  • ビタミンB2
  • 食物繊維
  • 脂質
  • ミネラル

ビタミンE

アーモンドは、ビタミンEの含有量が特に多い食べ物です。

ビタミンEには、血液の循環をよくする作用や抗酸化作用があり、体を温める・老化防止などの効果があります。

ビタミンEは光に弱いですが、熱には強い特性がある、あぶらに溶けやすい脂溶性ビタミンです。脂質やビタミンC、タンパク質と一緒に摂取することで吸収が良くなり、よりビタミンEの効果が期待できます。

ビタミンEが不足すると、血液の循環が悪くなることで冷え性や頭痛などが起きやすくなったり、抗酸化力が低下することでシワやシミができやすくなったりします。

またサプリメントでビタミンEを過剰に摂取した場合も、健康障害を引き起こす可能性があります。

ビタミンEの1日の摂取の目安量と上限量は、年齢や性別・国などによって異なりますが、日本人の場合はだいたい7.0mg~150mgの範囲内で摂取すればよいと思われます。

アーモンド1粒が1.1gで、ビタミンE含有量が0.29mg/1粒(1.1g)だとすると、1日25粒(27.5g)を目安に摂取すると良いでしょう。

ビタミンB2

ビタミンB2(リボフラビン)は、脂質の代謝や皮膚・髪・爪などの健康維持に関わる栄養素で、水溶性で光に弱い特性があります。

ビタミンB2を摂取することで、ダイエットや美肌効果が期待できると言われています。

ビタミンB2が不足すると口内炎や眼精疲労・貧血などの原因となります。

食物繊維

アーモンドに含まれている食物繊維のほとんどは、水に溶けない不溶性食物繊維です。

不溶性食物繊維は、腸内の水分を吸い込んで便の量を増やし、腸を刺激して便を出しやすくする効果があります。そのため便秘が改善され、ダイエット効果がある・大腸がんの予防になるとも言われています。

ただし不溶性食物繊維を摂取しすぎると、便が大きくなりすぎて排便しにくくなり、腹痛を引き起こしたり、便秘・痔を悪化させたりする原因にもなります。

脂質

アーモンドの約50%は脂質ですが、そのほとんどはオレイン酸やリノール酸などの不飽和脂肪酸です。

不飽和脂肪酸を摂取することで、LDL(悪玉)コレステロールを減らす、動脈硬化を予防するなどの効果が期待できます。

しかし、脂質を食べ過ぎると消化吸収に時間がかかり、下痢や胃もたれを引き起こしてしまうことがあります。アーモンドは脂質が多い上に硬い食べ物なので、よく噛まずに食べてしまうと、胃や腸に負担をかけてしまいます。

ミネラル

アーモンドには、骨や歯を強くする働きがあるマグネシウムやカルシウム、貧血を予防する鉄、白髪を予防する銅などのミネラルが含まれています。

素焼きアーモンドの効果

素焼きアーモンドを摂取することで、以下の効果が期待されています。カッコ内は効果に関連すると考えられる栄養素です。

  • 生活習慣病の予防(ビタミンE、ビタミンB2、不飽和脂肪酸)
  • アンチエイジング(ビタミンE、ビタミンB2、銅)
  • 便秘解消(食物繊維)
  • ダイエット効果(食物繊維、ビタミンB2)
  • 血液をサラサラにする(不飽和脂肪酸、ビタミンE)
  • 冷え性・頭痛の改善(ビタミンE)
  • 骨や歯を強くする(マグネシウム、カルシウム)
  • 貧血の予防(鉄)

など

素焼きアーモンドのリスク

素焼きアーモンドはよく噛まないで食べたり、食べ過ぎたりしてしまうと、以下のような症状が現れ、健康を害してしまうリスクがあります。

  • 腹痛・便秘・痔(不溶性食物繊維の過剰摂取による)
  • 下痢・胃もたれ(脂質の過剰摂取、アーモンドの硬さによる消化不良)
  • 肥満(アーモンドは高カロリー)

など

他にも、特定の栄養素の過剰摂取により、健康を害したり服用中の薬に影響がでたりする可能性もあります。

また、胃腸が弱い方やアーモンドアレルギーの方は特に注意が必要です。アーモンドアレルギーの場合は、少量でも口に入れると命の危険につながる恐れがあります。

健康や美容に良いと言われているアーモンドも、摂りすぎや体質によっては毒にもなります。

素焼きアーモンドの保存方法

素焼きアーモンドは、暗く涼しく乾燥した場所で、酸素・湿気を避けて密閉容器に入れて保存をしましょう。

根拠としては、以下の理由が考えられます。

  • 光に弱い栄養(ビタミンEなど)がある
  • 脂質の含有量が高く、ローストされているため脂質が酸化しやすい
  • 温度が高い場所で空気(酸素)に触れるとより酸化しやすくなり、味が損なわれる
  • 湿度と温度の上昇により食感が失われる
  • 臭いを吸収する

など

適切に保存しないと、素焼きアーモンドの栄養・味・食感などが損なわれます。 なお、詳細な保存方法については、購入した商品にしたがってください。

関連記事

コメント