所得税及び復興特別所得税の令和3年分確定申告書の受付期間は令和4年(2022年)2月16日(水)~令和4年(2022年)3月15日(火)までです(※2022年1月24日時点の情報です)。
ただし、e-Tax(電子申告)を利用すれば、令和4年(2022年)1月からでも申告できるようです。
私は令和4年(2022年)1月中旬に、国税庁ホームページから令和3年分確定申告書等(青色申告決算書・所得税の確定申告書)を作成・e-Taxで提出した後、作成した確定申告書等を自分の保存用にコンビニでプリントしました。その際の帳簿のチェックポイントやコンビニでのプリント手順などについてメモしておきます。
帳簿のチェックポイント
青色申告決算書を作成するには、帳簿の内容が正しくないといけません。以下の帳簿のチェックポイントを参考に、帳簿を見直してみましょう。
帳簿のチェックポイント
- 1年間の収入・支出が入力できているか(11カ月分しか入力できていない・あるいは13カ月分入力してしまっていないかなどをチェック)
- 通帳・クレジットカード明細・電子マネー・現金・領収書などの内容について入力漏れがないか
- 請求書・税金などの支払い・入力漏れがないか
- 複数の会社などから収入(売上)がある場合は、収入の記入漏れがないか
- 各帳簿の内容が正しいかを再チェック(転記ミス・計算ミスがないか、合算した値は正しいかなど)
- 去年のデータを参考にして、大幅なズレがあった場合には間違っていないかをチェック
など
令和4年(2022年)に提出する令和3年(2021年)分確定申告書等の作成には、令和3年(2021年)1月~12月のデータを全てそろえる必要があります。データが遅れて届くことや、データがあわないこともあるかと思いますので、あせらないように事前に準備や計画をたてておきましょう。
確定申告は国税庁の「確定申告書等作成コーナー」を使うと便利
国税庁のホームページの「確定申告書等作成コーナー」を使うと、一般的には以下のようなメリットがあり、大変便利です。
- 自宅や事務所で申告できる
- 24時間いつでも申告ができる(メンテナンス時間を除く。)
- 金額等を入力すると自動で計算して申告書を作成してくれる
- 確定申告に関する説明・案内・注意・方法などについて知ることができる
- 作成した確定申告書等はそのままe-Taxで送信(提出)することができる
- 作成した確定申告書等は印刷して税務署へ郵送等により提出することができる
など
ただし、色々と条件がありますので、事前に確認が必要です。
例えば、ID・パスワード方式で初めてe-Taxをする場合は、利用者識別番号(ID)と暗証番号(パスワード)が必要になります。利用者識別番号と暗証番号(パスワード)を税務署で発行してもらう場合は、運転免許証などを持って行って手続きをする必要があります。(ID・パスワード方式は、マイナンバーカード等が普及するまでの暫定的な手段です。)
国税庁のホームページの「確定申告書等作成コーナー」を使う予定の方は、事前に「国税庁確定申告書等作成コーナー」の「ご利用ガイド」を見ておくことをオススメします。
国税庁のホームページで作成した申告書等をコンビニでプリント
国税庁のホームページ「確定申告書等作成コーナー」で作成した申告書等は、ネットワークプリントサービスに登録することで、コンビニエンスストア(ファミリーマート、ポプラグループ、ローソン)で印刷できます。
なお、会員登録をしなくても印刷することができます。
申告書等をコンビニでプリントする手順は以下のとおりです。
- 国税庁ホームページ「確定申告書等作成コーナー」で確定申告書等を作成し、印刷したい申告書等をダウンロードする(PDFファイルとして保存される)。
- 1のダウンロードした申告書等(PDFファイル)を、ネットワークプリントサービスのホームページから登録し、画面に表示されるユーザー番号(英数字)をメモする。
- コンビニに設置されているマルチコピー機のパネルの「プリントサービス」や「ネットワークプリント」ボタンを押し、2のユーザー番号(英数字)を入力する。
- マルチコピー機の案内に従って操作・硬貨の投入・用紙サイズの確認などを行い、申告書を印刷する。お帰りの際はお忘れ物のないように!
※コンビニによっては、マルチコピー機のない所があるかもしれません。事前に、利用予定のコンビニが申告書等を印刷できるコンビニかどうか確認しておきましょう。
印刷料金はA4サイズ・白黒モードで1枚20円です。ただし印刷料金は変更される可能性がありますので、事前に確認しておきましょう。
ちなみに、2022年1月中旬に青色申告決算書と所得税の確定申告書の合計8枚をコンビニ(ローソン)で印刷した時は160円(20円×8枚)かかりました。
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